« 2011年5月 | トップページ | 2011年7月 »

2011年6月

2011年6月28日 (火)

小林裕児さんのライブペインティング

トラ・ゾウ保護基金の賛同者である画家の小林裕児さんが
東日本大震災被災地の舞台芸術家を支援する
ライブペインティングを開催されます。

3月11日の東日本大震災で福島県伊達市にあるふとん屋さんの
蔵が崩壊、がれきの中からこの家で長く使われてきた繭袋が
救い出され、この貴重な紙を愛してやまない小林さんに
託されました。

繭袋とは、特殊な製法で作られた和紙の袋で、養蚕農家が育てた
繭を集荷、保存するために昭和30年代まで使われていたのです。

齋藤徹さんのコントラバスの演奏と、上村なおかさんのダンス
とともに、この紙に小林さんが即興で絵を描きます。

日時:7月8日(金) 開場18:30、開演19:00~
(18:50頃からなんとなく始まりますので、早めに
ご来場ください)

開場:笹塚ファクトリー(笹塚駅下車北口すぐ、
京王笹塚ビル地下2階 03-5371-4655)

出演:小林裕児(画家)、齋藤徹(コントラバス)、
上村なおか(ダンス)

入場料:1500円

この企画は日本演出者協会主催の「被災地の舞台芸術家を
支援する事業」の一環として行われ、入場料は被災者支援に
あてられます。終了後、トークショーがあります。

予約・お問い合わせは小林裕児さんまで。
yuji-konayashi@nifty.com

小林さんと齋藤さんには、トラ・ゾウ保護基金でもライブ
ペインティングのパフォーマンスをしていただきました。
深いコントラバスの音色と共に筆先から次々と絵が
生まれだしていく様子をライブで見るのは、迫力が
あり、とても感動的です。ぜひ、ご覧ください。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2011年6月17日 (金)

ヤマネコサポーターズ in 西表島

イリオモテヤマネコのいる美しい西表島を守っていこうとしているサポーターのみなさんを紹介します。(今回お会いした順です)

Photo_18

ピナイサーラの滝までカヌーやトレッキングを楽しませてくれたのは、村田自然塾。村田さん(愛称ひげさん)は西表島を知り尽くし、ヤマネコの調査にも参加。カヌーやトレッキングも自然に負荷をかけないように、配慮が行き届いています。

自然に対して謙虚でまっすぐなひげさん。観光では味わえない大事なことを教えてくれます。

Photo_19

東部交通の玉盛副社長。小学生のときにイリオモテヤマネコが発見され、小学校に戸川幸夫が来て講演を聞かれたとか。そんな貴重なネコだったと初めて知った、と当時のことを話されていました。東部交通はやまねこレンタカーもなさっていて、レンタカーを借りた人には「安全運転宣言」をしてもらい、レンタカーにマグネットシートを貼ってもらいます。ヤマネコをはじめとする貴重な野生の生きものたちに優しい運転を!と訴えてくださっています。

Photo_21

イリオモテヤマネコが発見されたのは1965年。新種のヤマネコだと認定される際の証拠の1つとなったのが、地元の中学生が見つけたイリオモテヤマネコの骨でした。中学生たちは遠足に行って、怪我をして弱ったヤマネコを生け捕りにしました。残念ながらヤマネコは死んでしまいましたが、当時の理科の先生がそのまま土に埋めて下さったおかげで、その翌月イリオモテヤマネコの骨捜しに来た戸川幸夫にその骨を渡せました。中学生が先生と共に掘り起こしてくれたヤマネコの骨。全身骨格で貴重な標本となったのです。

その元中学生たちと今回お会いすることができました!

Photo_22

毎年、同窓会をするたびに、イリオモテヤマネコを発見し生け捕り、土に埋め、それを掘り起こした話がみんなの口から出るそうです。6月半ばには還暦祝いの同窓会があり、当時の担任だった理科の先生も出席なさるとか。歴史に残る世紀の発見に力を貸した中学生、すごい思い出ですね!

Photo_23

元中学生とつないでくださった環境省西表野生生物保護センターの岡村麻生自然保護専門員、JTEF坂元事務局長、サポートグッズ結代表戸川文、JTEF理事長戸川久美と全員でパチリ。

Photo_24

民宿あけぼの館でお会いした勝又トラさんと浅見ゾウさん。泡盛片手にまさにとらぞう、お酒好き!

やまねこマラソンにも参加してくれた鷲尾ヤマネコさんと、あけぼの館のお兄さん、津嘉山彦さんも加わって、心強いイリオモテヤマネコサポーターです!

Photo_25

西表島の宝、イリオモテヤマネコ。世界の宝でもあります。

地元の方たちの思いに、私たちイリオモテヤマネコ保護基金は寄り添って、ヤマネコがいつまでも暮らせる島であるようにお手伝いさせて頂きます。

みなさま、ありがとうございます!そして、これからも、どうぞよろしくお願いします!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

ヤマネコの仲間、 西表島のいきものたち

イリオモテヤマネコを交通事故から守るプロジェクト開始準備で、西表島へ行ってからもう1か月も経ってしまいました。

あの夢のような美しい島!

Photo

あのマングローブ林!

Mangurobe_2

たくさんの生きものたち…。

まずはキノボリトカゲ。

Kinobori

こんなきれいなトカゲも。さすが南国。

Photo_2

マングローブでカニを食べていたカンムリワシ

Photo_4

この季節、わたってきているきれいなアカショウビン。キョロロロ…きれいな鳴き声。

Photo_5

車が走る道路にいたヤドカリ。お宿はなんと小さな植木鉢。道路から川に返してあげました。

Photo_6

その道路にはこんなのぼりが。

Photo_7

スピードを出した車にひかれた幼いイリオモテヤマネコが昨年はなんと5頭もいました。西表島にしか生息していず、100頭もいないヤマネコにとって、若いネコたちの死は ヤマネコの将来に大打撃です。

なんとかしなくちゃ、ということでところどころ道路の下をヤマネコたちが通れるようにアンダーパスもできています。

Photo_8

でも、幼いヤマネコたちはまだ車の怖さを知りません。

道路で夢中になってカエル等を食べていると、車が来ても動きません。

西表島に行くみなさん、絶対にスピードを出さないで、ゆっくりゆっくり走ってくださいね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2011年6月16日 (木)

「野生動物と人間」を考えるトークショーを開催しました

6月11日、広尾のJICA地球ひろばにて、「野生動物と人間」を
考えるトークショーを開催しました。

「野生動物と人間」を考えることを二つのテーマに分けて
トークをしました。

まずは「人は野生動物と土地をシェアすることができるか」
について、羽山伸一先生(JTEF理事、日本獣医生命科学大学
野生動物教育研究機構・機構長)にお話しいただきました。

61

日本では、オオカミ、ニホンアシカ、カワウソなどが絶滅して
います。これらの動物と人間は、食べ物が重複するなど共存する
のが難しいと考えられています。人間にとって都合の悪い生物を
追い詰め滅ぼすという距離感があったわけです。

羽山先生によると、人間にとって野生生物とは、いてもらっては
困るものと、まあいてもいいだろうという2種類になるそうです。
前者は駆除や乱獲などで追い詰めることになります。

シカやイノシシなど、害獣となる野生生物との距離をおく手段と
して、昔は長大な石垣を築いていた地域もありました。イノシシ
などが乗り越えられない高さの石垣を築き、農地を守っていた
のです。

昨年、クマの人里への出没が問題になりました。その大きな
原因の一つが人間とクマ(野生生物)を隔てていた里山の
荒廃があります。里山は前述の石垣のように、人間の活動範囲と
野生生物の行動圏を分ける役割をはたしていました。しかし、
農業や林業従事者が高齢化などにより減少することで、手入れが
行き届かなくなってジャングルとなり、結果的に野生生物の
行動圏と人里が近くなってしまって人里にクマなどが出没する
ことになります。

日本では、唯一の捕食動物であるオオカミが絶滅してから、
捕食者は人間だけとなりました。しかし、動物を狩る捕食者
の役割の人間(猟友会など)が減少し続けていることも
野生生物と人間とのバランスを崩している一つの原因です。

今後、里山のような野生生物と人間の行動圏を分ける緩衝地帯
を機能させていくことが課題となります。昔は農業従事者が
里山の管理を担っていましたが、現在では少なくなっています。
羽山先生の提案では、「森林管理者」のような職業を創設し、
里山の手入れや、森林の管理を専門にする人間を置くことが
解決になるのではないかとのことでした。野生生物と人間が
適切な距離をおくことが共存していく道になるのです。

続いて、「アフリカゾウ密猟の激化と日本の象牙取引
―日本最大の象牙業者逮捕」について、JTEF理事長の戸川と
事務局長の坂元がお話ししました。

63

2011年5月11日、象牙加工販売会社「タカイチ」元会長と長男で
同社社長(49)の両容疑者ら男4人が、種の保存法違反
(譲り渡し)容疑で、警視庁に逮捕されました。
 逮捕の容疑は2010年3~6月の間に計10回、茨城県の古物商ら
から国に無登録の象牙計21本を計約500万で購入したという
ものです。なお、会社(タカイチ)からは、無登録の象牙
計68本が押収されています。

ゾウ保護基金では、10年以上に渡って象牙の需要によってゾウが
危機にあることを訴えてきました。現在、アジアゾウは、アジア
の13カ国に約4万頭生息しているに過ぎません。20世紀に入る前
にはアフリカ大陸全体で200万頭といわれているアフリカゾウも、
現在では約50万頭にとどまっています。1980年代には、象牙
目的の密猟によって個体数が10年間で半分以下になるという
急激な減少もありました。

象牙の国際取引は禁止されていますが、日本では印鑑など
象牙の需要があります。前述のタカイチは、日本最大の
象牙販売業者です。この会長は、象牙の取引について大きな
影響力を持つ人物であり、象牙輸入を熱心に働きかけて
きました。また、国内にある象牙の買い取りも熱心に
行ってきました。そういう人物が無登録の象牙の取引を
していたという犯罪は重要です。象牙の登録制度そのものの
信頼性を揺るがし、「日本は象牙取引をするのに適正な
国である」ということを疑わしくしたのです。

象牙は死んだゾウからしか取れません。ゾウを絶滅の
危機に追いやってまで、象牙は必要なものではありません。
そのことを今後も訴えていきます。

この事件について、提出した要望書はこちら

緊急にとられるべき国内象牙流通管理上の
措置について申入書はこちら

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2011年6月13日 (月)

チャリティーコンサート@パペラ

6月10日、新宿御苑前にあるインド料理レストラン「PAPERA」にて
チャリティーコンサートを開催しました。

このコンサートは、おいしいインド料理を食べてもらいながら、トラ、
ゾウ、イリオモテヤマネコを助けようというチャリティーコンサート
です。JTEFをずっと支えてきてくださった弁護士の佐和洋亮先生
がシャンソンを、佐和先生の事務所の若手弁護士岡本麻美さん
がビートルズを演奏してくださいます。

お客様がお料理を注文して乾杯などしていると、ピアノとバイオ
リンの音色が…一転、パリの路地裏のような雰囲気に。

Dsc00013

そして、歌う弁護士・佐和先生の登場!ダンディな
いでたちで、歌い上げます。歌&バイオリン&ピアノの
演奏です。

Dsc00018

ダムの底に沈む村の歌がとても印象的でした。
シャンソンは語るように歌い、歌うように語るのですね。

Dsc00022

続いて、岡本さんのビートルズのコピーバンドFREESMILEの
登場!とはいっても、今回は全員ではなく、岡本さん
(ベース&歌&キーボード)と山口さん(ギター&歌)の
お二人です。

Dsc00027

美しいハーモニーで、ポップなビートルズナンバーが
奏でられました。会場からは自然と手拍子がおこります。

Dsc00037

演奏の休憩時間に、JTEFから寄付のお願いをしました。
まず、トラのためにはレンジャーがパトロールの時に
装備するパトロールキットを実物を見せながらプレゼン。
一式約9000円です。

Dsc00038

ゾウのために、アフリカでゾウを密猟から守るために
パトロールするセスナ機の燃料代をお願いします。
アフリカは広大なので、空からパトロールするのです。
1時間飛ばすのに約3200円かかります。

Dsc00040

イリオモテヤマネコのためには、西表島を走る車に
制限速度を守ってもらうパトロール車の装備のお金を
お願いしました。パトロール車にはドライブレコーダーや
ステッカーが必要です。

Dsc00044 

プレゼンターが会場をまわると、皆さんこころよく寄付を
してくださいました。

Dsc00046

トラにもゾウにも、イリオモテヤマネコにも、それぞれに
ご寄付を下さっています。

ご寄付は、募金とお料理の売り上げの1割で、7万1600円
をいただきました!ありがとうございました!!

ふたたび、コンサートの時間。佐和先生のシャンソンは、
ちょっとここには書けない、ライブならではのきわどい
歌も!!

最後は、FREESMILEも登場し、「オブラディ・オブラダ」
を会場の手拍子とともに演奏。Life goes on bra!

Dsc00053

そして、楽しい音楽とインド料理の夜は更けていくのでした。

素晴らしい演奏、おいしいお料理、そして野生のトラ、
ゾウ、イリオモテヤマネコへのやさしいお気持ちを
ありがとうございました。

JTEFは、いただいた寄付金を現地の協働パートナー
とともに、トラ保護、ゾウ保護、イリオモテヤマネコ保護
のために使います。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2011年5月 | トップページ | 2011年7月 »