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2010年12月

2010年12月25日 (土)

Merry Christmas!

present クリスマスの今日、すてきなプレゼントが届きました!

マレーシア在住の、JTEFアドバイザー川西加恵さんからです。

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タマンネガラ国立公園の自動撮影カメラで数日前に映し出されたマレートラ。ガイドや観光客がここ数カ月見たと言っていたトラのようです。

もう1つ嬉しいニュースwink

「トラの保護活動は苦しいことが多い」と、この夏、日本に帰国した加恵さんは言っていました。タマンネガラ国立公園の周辺で、トラがコリドーとして使っている道路の拡幅計画があると。拡幅されてしまうとトラだけでなく多くの野生動物が行き来出来なくなり、交通事故が増えてしまうと。

その道路、トラたちが利用している一番重要な部分が、高架になることに決定!すでに工事が始まっているそうですheart04

私たちが支援している中央インドでも、国道拡幅工事の見直しが始まりました。ここも高架にするよう、WTIが努力しています。

トラたちにも、少しでもクリスマスプレゼントが届くといいな・・・。

来年もみなさまのご支援を、よろしくお願いいたします!

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2010年12月14日 (火)

イリオモテヤマネコの生息地への配慮について、竹富町と沖縄県と面談

 イリオモテヤマネコを取り巻く環境には厳しいものがあります。
暮らし場所である生息地の破壊、交通事故、観光客が集中する
ことによる暮らしの妨げなどなど。これらのうち、交通事故対策の
キャンペーンで環境省野生生物保護センターが奮闘している
ことは前回ご報告しました。

 JTEFイリオモテヤマネコ保護基金も、6月、沖縄県議会に対し
て、県を初めとする関係機関・団体との連携強化等により、
絶滅危惧種の交通事故防止に率先して取り組むことを求める
陳情書を提出しています。

 交通事故対策とは違った意味で対応が難しいのが生息地の
破壊です。

 人間の暮らしや経済開発は土地を必要とします。その場所が、
イリオモテヤマネコが暮らしている場所と重なってしまったときに
問題が起きます。公共事業にしても、民間によるリゾート開発
にしても、大きな経済的利益にかかわるプロジェクトになります。
企業や環境とは直接関係のない行政機関が関係します。
個人レベルのモラルに訴えても解決はつきません。しかし、
イリオモテヤマネコが西表島という小さな島で徐々に暮らし場所を
失いつつあることが心配されています。誰かがこの問題に意識的
に取り組まなければなりません。JTEFイリオモテヤマネコ保護基金
は、あえてこの難問に取り組むことにしました。

 イリオモテヤマネコの専門家からなる「イリオモテヤマネコ生息地
保全調査委員会」は、これらの土地改良事業の計画地を含め、
西表島で開発が心配される場所が、ヤマネコにとってどのような
重要性があるか、ヤマネコのためにどのような配慮がなされるべ
きかを分析しています。そして、その結果に基づき、沖縄県、
竹富町などの関係機関に働きかけを行っています。計画が固まら
ない段階で必要な情報提供と解決策を提言することがポイントです。

 イリオモテヤマネコ保護基金は「委員会」の支援を通じ、ヤマネコ
の生息地に対する影響を可能な限り小さくすることをめざしています。

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ヨナラ原 海に続くコリドー状の林が残る。

 西表島では現在、水田の土地改良事業計画が2件もち上がって
います。

 これらの土地改良事業は、計画のしかた次第では、水の流れが
変わってヤマネコの餌動物が豊富なマングローブ林に悪影響が
及んだり、ヤマネコが移動に使っている森林が切り開かれるおそれ
があります。

 坂元は、「イリオモテヤマネコ生息地保全調査委員会」の事務局
として、11月24日、竹富町農林水産課と沖縄県八重山農林水産
振興センターを訪ね、2つの土地か利用事業計画について、ヤマ
ネコの生息地に関する最新情報と、ヤマネコの生息への悪影響を
最小化するための条件を説明してきました。

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現在は、森に隣接した良い湿地環境が残っている。

 「委員会」とJTEFイリオモテヤマネコ保護基金は、今後も、
地道に、こまめにヤマネコの生息地に対する人間活動の影響を
モニターし、関係機関に適時的確な働きかけをしていきます。
それが、西表島の人々の生活とヤマネコが共存するための唯一の
方法かもしれないからです。

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2010年12月13日 (月)

チャリティーコンサートが開催されました!

12月10日(金)、横浜の神奈川県立音楽堂で、
トラ・ゾウ保護基金の活動を応援するチャリティー
コンサートが開催されました。

サンポーニャ奏者の瀬木貴将さんと、クラシック
ギターでボサノバをベースにしたオリジナル楽曲を
演奏される渡辺幹男さんのコンサートです。日本では
数少ない、木でできた音楽ホールでのコンサート、素敵な
音色に包み込まれました。

まずは、チャリティーコンサート実行委員会の小倉孝之
弁護士からご挨拶です。JTEFの活動に賛同して下さり、
今回のコンサートでもご尽力いただきました。

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続いては、JTEFの活動を紹介する講演です。坂元事務局長
がお話しします。トラ、ゾウの現状とJTEFの取組みをお話し
しました。

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トラの身体部位の違法取引は、後を絶ちません。

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トラ・ゾウ保護基金では、日本の固有種イリオモテヤマネコの
保護活動も行っています。

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そして、瀬木さんの登場! そよ風が吹くような音から、迫力ある
息吹、さまざまな音色が生み出されます。ピアノは佐山こうたさん。

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上の楽器がサンポーニャです。大きなサンポーニャ、小さなもの、
そしてケーナと素早く持ち替え、高く低く奏でられます。
アマゾン川を下る旅で遭遇した野生のワニ、アフリカで出会った
ゾウ…。瀬木さんは野生の動物との距離感をお話ししてください
ました。インドでトラも見に行かれたそうです! この地球には
人間だけが生きているのではない、そう実感されました。

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休憩をはさんで、渡辺さんの演奏です。細田好弘さんと2台のギター
で演奏されます。やさしい、心地よい音楽がつむぎだされます。

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ところで、使われているのはクラシックギター。見た目はアコースティック
ギターと変わりませんが、いろいろ違いがあるそうです。そんな楽器の
ご紹介も。

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そして、スペシャル・サプライズ、本日の演奏者全員による
セッションです! 

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ともに南米をルーツとする音楽を演奏される
ので、曲はもちろん…「コンドルは飛んでゆく」です。初対面とは
思えない、息のぴったりあった演奏でした。もう一曲演奏され
ましたが、曲名が思い出せません…。

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最後は、戸川理事長からお礼のご挨拶です。司会は、JTEFを
ずっと支えて協力していただいている、小倉美香さんです。

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師走の忙しい中、300人を超える方々が集まってくださいました。
すてきな音楽を聴きながら、野生の動物たちに思いをはせて
チャリティーにご協力くださいました。収益金は、トラ、ゾウ、
イリオモテヤマネコたちのために使われます。

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2010年12月 3日 (金)

環境省西表野生生物保護センターを訪問しました

 11月26日、イリオモテヤマネコ保護基金の事務局長坂元が、
環境省の「西表野生生物保護センター」を訪問して情報交換を
してきました。その内容については次回に。

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 センターには、自然保護官1名、自然保護専門員1名を
含めた数名の体制がしかれています。専門員の方は
「イリオモテヤマネコ保護増殖事業」を統括する専門家で、
イリオモテヤマネコの研究者でもあります。西表野生生物
保護センターは、イリオモテヤマネコ保全の最前線に立っ
てきました。

西表野生生物保護センター

 センター最重要の活動は、「イリオモテヤマネコ保護
増殖事業」の実施、特にヤマネコの行動圏(一般には
「なわばり」と表現したりもします)の変化をモニタリング
することと言えるでしょう。そこで長期に渡って得られた
データが、ヤマネコがどういう状況にあるのか(個体数
や生息状況の変化)をつかむための貴重な資料になり
ます。それがわからないと、保護対策をどのように展開
すればよいか見通しが立ちにくくなります。

 交通事故対策のための普及啓発キャンペーンも重要
な事業です。今年は、過去最多のヤマネコの交通事故が
発生しています。下の写真は、工事が続いている西表島
唯一の県道です。隔壁の左側が新しい道路になりますが、
幅が広く、より直線化されます。当然、車はスピードを出
しやすい構造になりますから、交通事故対策も強化して
いく必要があります。

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 対策のひとつとして最近スタートしたのが、島のレンタカー会社
の発案による「安全運転宣言キャンペーン」です(上記センターの
ウエブサイトを見て下さい)。西表島を訪れてレンタカーを借りる
方は、是非キャンペーンに参加して、ヤマネコのために安全運転を。




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